カクトビック数字と、数々の多様性
プレゼン演習
暑かった日々も去り、札幌はあっという間に寒くなりました。雪が降る日もそう遠くないでしょう。
9月、10月、11月に、計3回のプレゼン演習ありました。
- 目的: 実践、相互評価、振り返り、改善、新しいコラボレーションのきっかけ
- テーマ: 科学、技術、もしくは科学技術コミュニケーションに関連することで、今自分が一番伝えたいこと、面白いと思うこと、やりたいと思うこと(自身の研究課題以外を推奨)
- 対象: 科学技術コミュニケーションを学ぶCoSTEPの仲間たち
上記の前提で、第1回(9/27)は自習、「タイトル」「概要」「目的 (聞き手にどのような影響を及ぼしたいか)」「特にどういった点に注意してプレゼンを行いたいか」を決めて提出しました。
そして第2回では各メンバーがそれぞれ、5分間の発表を行います。それに対し、他のメンバーや他のスタッフから質問やフィードバックがあり、それを元に内容を再度検討して、次の発表に挑みます。
みなさん、多様なテーマでお話しされていて、そしてスタイルもさまざまで、聴いていて飽きずなかなか楽しかったです。
私は、日経サイエンスという雑誌でたまたま知った「カクトビック数字」というものが、自身の興味関心に沿うもので、かつ一般的な徴収にとっても面白いかなと思ったので、それをテーマにしてみました。
第1回(2023-10-18)
カクトビック数字 - 人間と文化にあわせた多様な表現の可能性 / Kaktovik Numerals - Speaker Deck
プレゼンを見てくれた皆さんからは、「情報が多すぎたり流れが速すぎて、後半ついていけなかった」「もうちょっとゆっくり見たり、考える時間がほしい」といった意見や、「つながりを意識して、発表者がなぜこの話をするかに対して少しつながりを考えられる/感じられるネタを入れると、より伝わる気がする」といったコメントをいただきました。
また、全プレゼンの様子は録画されていて、後で見返すことができました。自身のプレゼンを直視するのはなかなか恥ずかしいですが、立ち振る舞いが明確に確認できて参考になります。
第2回(2023-11-01)
第1回でいただいたフィードバックを元に、話の流れを変えたり、情報をバッサリと切り落としたりして、2回目に挑みました。
フィードバックでは「文字数の多いスライドは、特にディスレクシアの人にとってフレンドリーではない」という想定できていなかった観点での意見や、「手を後ろに回さない方が好感度が上がる」といった具体的な所作に対するアドバイスをいただきました。
プレゼン演習を終えて
私はソフトウェア・エンジニアとして、技術イベントなどに登壇する機会も時々あるのですが(参考: Sorami Hisamoto (@sorami) on Speaker Deck)、このように自身の専門と少し離れた話題を、異なる界隈の方々へお話しするのはなかなか楽しかったです。
また、イベント登壇ではこのように直接的なフィードバックをいただくことはないので、貴重な機会でした。
プレゼン、もっともっと上手くなりたい 🐻❄️