科学技術コミュ日記

11月と12月の活動、モジュール5講義

サイエンスカフェ「ChatGPTの先にある世界 ーAIがもたらす転換期に立って」 / プレゼン演習 / データ表現演習 / 実習 / 講義: 性の多様性と科学:「セックスは、つねにすでにジェンダーである」こと(満島てる子), 医療現場が直面するコミュニケーションの課題について考える(加部一彦), 日本の感染症対策の必要性について(佐藤彰彦), 謎に包まれない女性たち:女性から見る科学、科学が見る女性(イム・ソヨン) / 講義レポート

CoSTEPの活動が行われる高等教育推進機構の建物
CoSTEPの活動が行われる高等教育推進機構の建物

12月の中頃から、札幌は根雪(積雪状態が続いていること)になりました。北海道に昨年移住したばかりの私は、まだ雪がふるとはしゃいでしまいますが、雪かきをしないでよい、札幌の集合住宅という環境に暮らしているからこそ呑気にしていられるのでしょう。一軒家住まいの同僚は、かなり大変そうです。しかしやはり雪景色は美しく、その静かな世界で新雪を踏むと喜びを覚えます。

11月と12月は、サイエンスカフェのお手伝いや、プレゼン演習の一部、データ表現演習、そして日々の実習活動などがありました。

講義はモジュール4の一部と、モジュール5の全4回、そしてモジュール6の一部がありました。モジュール4については以前の日記で既に述べました(2023-11-24)。モジュール6に関しては、また全ての講義が終わってから改めてまとめる予定です。

2024-03-02追記: モジュール6講義について書きました: モジュール6講義 - 科学技術コミュ日記(2024-03-02)

サイエンスカフェ

誘われて、またサイエンスカフェのお手伝いをしました。場所は、前回お手伝いしたとき(サイエンスカフェ「採鉱学再考」, 参考: 2023-11-12)と同じ紀伊国屋書店札幌本店。前回と違って、この回はCoSTEP受講生自体が企画運営したものではありませんでした。

今回の題材は「生成AI」で、私は事前準備段階から加わって、少しだけ企画にコメントしたりしました。当日後半は、ゲストの川村秀憲さんとChatGPTが対話するという形だったのですが、その時に私はChatGPTを操る担当をやりました。AIに仕事を奪われた後の人間みたいだなと、少し面白かったです。

第133回サイエンス・カフェ札幌「ChatGPTの先にある世界 ーAIがもたらす転換期に立って」を開催します – CoSTEP – 北海道大学 高等教育推進機構 科学技術コミュニケーション教育研究部門

第133回サイエンス・カフェ札幌「ChatGPTの先にある世界 ーAIがもたらす転換期に立って」フライヤー

事前アンケートには「生成系AIを普段お使いですか、どのような用途で使っていますか?」という質問があったのですが、積極的に使う人は全体の7%、たまに使う人が13%でした。また当日は「AIの代替 vs 自分のAI活用意思」というマトリックスへシールを貼ってもらったのですが、使いたくないという側へのシールがほぼなかったのも興味深かったです。私自身は、積極的に日々利用しており、また自身の仕事(ソフトウェア開発)は、すぐに全てを代替されるわけではないが、その内容はまた大きく変わっていくのかなと思っています。

事前申込フォームのアンケート結果

「AIの代替 vs 自分のAI活用意思」マトリックス

演習

プレゼン演習

以前の日記で既に述べました: カクトビック数字と、数々の多様性 - 科学技術コミュ日記(2023-11-02)

たまたま、自分なりに好きな話ができたなと思っています。またそれに対して、内容と振る舞いどちらにもご意見をいただけて参考になりました。私はソフトウェアエンジニアとしてそれなりの数の発表を社内外でやるのですが(参考)、またいつもと違う界隈の方々からのフィードバックは貴重です。

データ表現演習

CoSTEPスタッフの奥本素子さんによるものです:

授業の目標 / 習得できるスキル

複雑な社会状況や人々の意識について知り、議論するために必要な材料の一つとして「データ」があります。この演習では、どのようにデータを収集し、それを分析していくのかを学びます。本演習では、データの検索について、数値として扱えられるいわゆる量的なデータについて、質的なデータについて、その分析の指針と視覚化の方法の基礎について習得します。

授業内容 / スケジュール

本演習は、科学技術コミュニケーション活動を客観的データで企画、評価するため、ウェブによるデータ収集の手法、そして量的な調査手法としてのアンケートの作成について、実際に自分たちで項目を作成していくという活動を通して学んでいきます。

開講科目 – CoSTEP

2回あったのですが、1回目はアンケートの作り方などについてでした。2回目はその2週間後に行われたのですが、「1回目について、出席していたCoSTEPスタッフへ聞き取りしよう」ということをやりました。それぞれが覚えていることがかなり違っていて、記憶や着目点というものは、人によってこうも違うものだなあと驚きました。

実習

次の企画に向けて話し合いをしていました。2月に展示をやるということになり、なんとなくのテーマや、場所と期間については定まったのですが、この年末になっても内容はまだ明確になっていません。今現在は、不安で、うーん大変だなあという気持ちです。

私の所属する本科SD班は、最初は全5名の受講生だったのですが、秋頃から2名が完全に出席しなくなって、今は3名でやっています。

ちなみに、ちょうど展示を行う期間は、札幌国際芸術祭(SIAF)2024が開催されています(2024-01-20 ~ 02-25)。我々の展示自体はSIAFに含まれていませんが、SIAFに関連する、CoSTEPスタッフの朴炫貞さんもご登壇されたイベントを見にいったりもしました: なんぴとも孤島にあらず:クナーヴェルシェアから鴎島へ(1974-2024) – CoSTEP

モジュール5「多様な立場の理解」講義

性の多様性と科学:「セックスは、つねにすでにジェンダーである」こと(満島てる子)

札幌のすすきので女装サロンバー「7丁目のパウダールーム」をやっておられる、さっぽろレインボープライド実行委員会の副実行委員長でもある満島てる子さんによるご講演です:

LGBTQという語の認知率は9割近くに達し、パートナーシップ制度など、性的マイノリティをサポートする公的仕組みが現在整いつつあります。にも関わらず、立法の場面からSNSに至るまで、性の多様性やクィア理論・フェミニズムに関する誤解、およびヘイトは後を絶ちません。その背景には、性は根本的にstableなはずだという誤解が潜んでいます。今回は、私のライフヒストリーを出発点に、性が「多様である」とは一体どのようなことなのか、そもそも性がどんなダイナミズムの内にあるかを、最終的には科学的・生物学的性(セックス)と社会的・文化的性(ジェンダー)の関係までフォローすることを目標に、お話しさせていただきます。

開講科目 – CoSTEP

電通ダイバーシティ・ラボによる「LGBTQ+調査2023」によると、日本在住の20〜59歳、5万7500人を対象にスクリーニング調査した結果、全回答者に占めるLGBTQ+層の割合は9.7%となったそうです。これは「左利き」や「AB型」と同程度。講義後のQ&Aでもある受講生が言及していましたが、色覚異常は男性の20人に1人(5%)程度だそうなので、その倍です。

満島さんご自身は、男性として男性が好きな同性愛者で、かつ女装家だそうですが、お店では女性のお客さんに「あなたは女性の心を持っているから相談しやすい」などと言われることがあるそうです。このような誤解に関しても解説されていました。

LGBT(LGBTQIA+)というワードは一般にも認知されてきましたが、私はここで「SOGI(ソジ) / SOGIE(ソジー)」ということばを初めて知りました。これは「Sexual Orientation, Gender Identity, and Expression」を表します。LGBTがレズビアンやゲイといった「誰」を指すのに対し、SOGIEは「状態」に言及し、性的マイノリティとマジョリティに境を設けないのが特徴です。LGBTという語は、どうしてもその成り立ち上、あり方を4つなどに規定しまうため、そうではないマイノリティの周辺化がもたらされる可能性があります。そのため近年、当事者の間でも用いられるようになり、国連からもその使用を推奨される表現として「SOGIE」が挙げられるそうです。

またその夜には、私は参加できなかったのですが、CoSTEPスタッフと受講生で、すすきののお店に赴いたそうです。

参考: モジュール5-1「性の多様性と科学:「セックスは、つねにすでにジェンダーである」こと」(11/18)満島てる子先生講義レポート – CoSTEP

医療現場が直面するコミュニケーションの課題について考える(加部一彦)

埼玉医科大学総合医療センターの新生児科から、加部一彦さんによるご講演です:

人とひととが交わるところにコミュニケーションが生まれ、コミュニケーションを通じて私たちはお互いを理解する事ができる…はずです。いや、少なくとも、私たちはその様に考えているからこそ、様々な手段で他者を理解しようと意識的、無意識的に生きています。しかし、本当に自分でない「他者」を理解することはできているのでしょうか?それは可能なのでしょうか?講義では周産期・新生児医療の現場で医療専門家と患者・家族との間に「相互理解」を巡ってどの様な葛藤があるのか、また、それをどの様に克服しようと模索しているのかを紹介し、「人とひととのコミュニケーション」について皆さんと改めて考えてみたいと思います。

開講科目 – CoSTEP

新生児への治療に対してお話しされていました。重い話題ですが、加部さんのお人柄もあり聞きやすく、また心に残りました。

医療技術の進歩により、これまで対象とならなかった「重篤な状態」の新生児への医療提供に関して、代理意思決定が問題となります。子供自身による意思決定ができないときに、保護者が代理意思決定を行い、それは子供の「最善の利益」に基づいて行われるのが原則ですが、その問いへ絶対解を出すことはできません。医療提供者と両親(家族)の意見が対立した場合にどうするか。

新生児医療は,もともと医学的観点から治療の差し控えや中止といった問題に直面する機会が多い領域です。NICUの発達に伴い,命が救われる子どもが増えた一方で,その後の治療をめぐり医療者と家族が対立する事例も出てきました。

小児終末期の治療方針を考える(加部一彦) | 2012年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

日本の新生児医療現場の意思決定については、以前は「仁志田のガイドライン」(1984)というものでは「最終的な意思決定はNICU(新生児集中治療室)が行う」と述べられていたそうですが、日本小児科学会による「重篤な疾患を持つ子どもの医療をめぐる話し合いのガイドライン」(2012)では「話し合いを通じた協働意思決定」となっています。加部さんは、このガイドラインワーキンググループの委員長を務められたそうです:

子どもの疾患やその時々の状態は個別性が強いことに加え、現在の我が国において、生命維持にかかわる治療の差し控えや中止についての意見が多様であることから、現時点におけるこのガイドラインの基本方針は次の2点とした。

1.子どもの終末期を具体的に定義したり、また、生命維持に必要な治療の差し控えや中止の基準は定めず、ガイドラインに当てはめる事で、何らかの回答を導き出せるものとはしないこと

2.小児医療の現場では、治療方針の決定にあたり、子ども・父母(保護者)と関係する多くの医療スタッフが、子どもの最善の利益について真摯に話し合い、それぞれの価値観や思いを共有して支え合い、パートナーシップを確立していくプロセスが最も重視されるべきであること

重篤な疾患を持つ子どもの医療をめぐる話し合いのガイドライン(日本小児科学会, 2012)

⼈称・主語について、「我が⼦の願い」と「我が⼦への願い」の境界はあいまいで、「もしも⾃分の⼦どもだったら」と2⼈称以内に引き寄せて考えるは非常に危険性である、⼈称が近づくほど「大人の価値観」が顕在化する、などと述べられていたのが印象的でした。

また対話について、「並み居る専門家を前に、自分の意見を言語化できる人は少ない」とおっしゃっていたのも印象深かったです。

もくもく会で「やはり医療提供者とのそれまでの信頼関係構築が重要だろう」などと色々議論できたのも良かったです。

日本の感染症対策の必要性について(佐藤彰彦)

塩野義製薬の佐藤彰彦さんによるご講演です:

新型コロナウイルス感染症の流行によって、日本の感染症対策は変わろうとしています。近年、国内において、日常の行動・経済活動まで制限される感染症の流行はありませんでした。そのため、感染症に関わる研究費の縮小、研究者の減少と、国内の感染症に対する研究活動は明らかに衰退してきました。今回の経験から、今後流行する可能性のある感染症について準備しておくためにも、感染症に関わる研究活動の重要性が高まっており、今迄以上のスピード感で診断・予防(ワクチン)・治療に関わる技術革新が求められています。本講義では、今後の感染症対策と研究の方向性について、10年後、20年後の未来を担う皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

開講科目 – CoSTEP

佐藤さんは、これまでHIVやインフルエンザウイルス、新型コロナウイルスなど様々なウイルスへの創薬の研究開発に携わってきたそうで、北海道大学とも共同研究して進められています。

前提として「マンハッタン原則」というものが紹介されました。ここでは「One World, One Health」として、「ヒト・飼育/野生動物の健康は一体であり、それらや水・土地等の環境の保全が相まってはじめて、健全で多様な生態系が維持できる」などと述べられているそうです(参考: 環境条約シリーズ 340「マンハッタン原則」の12の行動原則 | 一般財団法人 地球・人間環境フォーラム)。

講義では、ウイルスの基礎知識や、抗ウイルス薬開発の歴史やそのプロセス、塩野義製薬のコロナウイルス研究の例などが解説されました。

塩野義・北海道大学チームのミッション「世界の感染症研究に貢献する・世界の感染症で苦しむ人々を助ける・世界から薬のない感染症をなくす」から、「新興感染症対策は、国、アカデミア、企業が協力して、 All Japan で取り組むべきである」と最後に力強く述べられておりました。

謎に包まれない女性たち:女性から見る科学、科学が見る女性(イム・ソヨン)

韓国の東亜⼤学/基礎教養⼤学から、イム・ソヨンさんによるご講演です:

本講演は科学と女性の交差点において、2つの質問を問いかける。 1つ目は、女性の観点から見る科学は、その観点を持たない科学とどう違うのか。 科学の観点から見る女性は謎や神秘に包まれた女性とどう違うのか。 前者の質問に対する答えとして性差別を正当化し、男性の体を標準としてきた科学技術を批判的に検討して、性別固定観念に挑戦しながら、性差を積極的に考慮する興味深い研究事例を紹介する。 後者の質問の答えとして、科学技術を抽象的な理論や固定された人工物で説明せずに多くの人々が介入する「実践」と記述する整形外科現場研究を紹介する。 この参与観察の事例を通じて、対象に女性が多かったことで、真剣な科学としてみなされなかった整形手術に対して、改めて新たな視点で理解してみる。 二つの質問に対する答えを探す過程で、謎に包まれ神秘的であってはならないのは、女性ではなく科学でもあることに気づくだろう。

開講科目 – CoSTEP

当日の講義は、CoSTEPスタッフの朴炫貞さんが逐次通訳を行い進められました。

ちなみに私はその前週、たまたまソウルへ出張していて(アジアでオープンなジオの祭典: 「FOSS4G ASIA 2023」に参加&発表してきました!|MIERUNE Inc.)、韓国づいていた日々でした。その流れもあって、韓国文学を色々と読んでいたのですが、かなり惹きつけられるものがありました。チョン・セラン『フィフティ・ピープル』『屋上で会いましょう』や、キム・セラン『外は夏』、などなど。また、様々な作品を翻訳されている斎藤真理子さんによる『韓国文学の中心にあるもの』という書籍は、ブックガイドとして、その背景にある流れや世界の解説として、非常に良かったです。おすすめです。

またその夜には、北海道大学近くのSeesaw Booksという書店で、イムさんと朴さんに加え、『82年生まれ、キム・ジヨン』の編集者でもある民音社のパク・ヘジンさん、CoSTEP修了生でもある民音社のメン・ミソンさんも交えたトークイベントが行われました。こちらにも参加したのですが、また講義とは違った雰囲気でした: 韓国、女性、本 ー3つのキーワードをつなぐ3人の話ー – CoSTEP

モジュール5 講義レポート

過去のモジュール課題と比べて、特に何も言っていない、なんとなく文字数を埋めたという感じになってしまいました。

課題

モジュール 5 の講義内容をふまえた上で,科学技術コミュニケーションにおいて今後対話や協力関係構築を積極的に働きかける必要があると思われるステークホルダー(利害関係者)を具体的に一つ上げ(例︓患者、自治体職員),その人と科学技術コミュニケーターとの立場の違いを記した上で、連携する必要性を述べなさい。(800〜1200字程度)

提出文

科学技術の進展は、科学者や技術者たちによって牽引されています。しかし、その恩恵を社会全体で享受し、同時に潜在的なリスクを最小限に抑えるためには、これら専門家以外の関係者との積極的な対話と協力が必要です。

科学技術を過度に規制することはイノベーションを阻害する恐れがありますが、一方で無制限に許容してしまうと社会に深刻なダメージを与えるリスクがあります。このバランスを取るためには、RRI(Responsible Research and Innovation, 責任ある研究・イノベーション)の観点を踏まえて、先端科学技術の倫理的、法的、社会的課題を多面的に検討することが重要です。

科学技術コミュニケーターは、科学技術に関する知識を広め、より良い合意形成と意思決定を支援するために多岐にわたる活動を行います。

他方、政策立案者は、政府や組織において、科学技術も含めた様々な政策を策定、提案、そして実行する責任を担います。社会において研究開発の取り組みをどう促進するか、それら科学技術をどのように普及させるか、または必要に応じて規制するかは、彼らの判断に委ねられています。

政策立案者が科学技術に関してより深い理解を持つことで、彼らの判断はより適切なものになると期待されます。科学者や技術者と政策立案者の間で、科学技術コミュニケーターが橋渡しを行うことで、相互理解と対話、協働がより効果的に進むと考えられます。

科学者・技術者と政策立案者は、それぞれ異なる専門領域や考え方を持ちます。このプロセスにおいて、科学技術コミュニケーターは、専門用語や複雑な概念を受け手に適した方法で伝えることで、両者間の理解を深め、協力関係の構築を促進できるでしょう。

また、科学者・技術者と、政策立案者、それぞれの行動が影響は、広く社会・市民に対して及びます。市民との対話を行い、合意形成を図る際にも、科学技術コミュニケーターが橋渡し役としての活動を担うことができるでしょう。

その他

美術館・科学館実習

私は余裕がなくて参加できなかったのですが、東京の美術館や科学館を巡る選択実習も開催されました:

美術館・科学館実習を開催します – CoSTEP – 北海道大学 高等教育推進機構 科学技術コミュニケーション教育研究部門

特に関東へお住まいの選科生にとっては、交流する数少ない機会のひとつとなり良かったのではないでしょうか。

もくもく会

本科・選科問わず有志で集まって「もくもくと講義動画を見て感想を語りあう会」にも、引き続き参加しています。

もくもく会については、以前も何度か日記で述べました:

毎回述べていますが、やはりこの時間が、講義や、科学技術、社会などについてじっくりと話せる一番の機会となっているように思います。

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2023年ももう終わります。5月から始まったCoSTEPも、来年3月の修了まで、あともう少し ⛷️